空冷ポルシェの所有にあたって

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空冷ポルシェオーナーの心得 1

空冷ポルシェのメンテナンスは、基本的にエンジンオイルの管理に尽きると思います。
多少の滲みや漏れはしょうがないのですが、ダダ漏れとなるとやはりオーバーホールとなります。
ステアリングラックからのオイル漏れという案件もあるかもしれません。ラックからオイルが漏れますと、ステアリングラックのASSY交換となりますが、新品ですととんでもない金額になります。
よって、ステアリングラックのリビルト品による交換か、オーバーホールを行い対処します。
そうしますと、新品で交換する半分のコストで済みます。
エンジンオイルも1000km走行して1.5L消費するのは許容範囲内です。
そういった意味でも、オイルの管理はマメに行って頂ければと思います。

空冷ポルシェオーナーの心得 2

空冷エンジンは基本的に丈夫です。まず直せない故障は皆無です。
エンジンが全く動かなくなると言ったような致命傷には滅多になりません。
ですが普段から少しでも乗る事は心掛けましょう!
やはり、あまり乗られていない空冷ポルシェより、
良く乗っている空冷ポルシェの方が、オイル漏れ等の率も少ないです。
長く車と付き合っていきたい方にお勧めです。

空冷ポルシェオーナーの心得 3

バッテリーは比較的、上るのが速いです。
長期間乗らない場合はバッテリーを外しておくなり対処しておいた方が良いでしょう。

空冷ポルシェオーナーの心得 4

空冷ポルシェのエアコンのガスはコンプレッサーが後ろ、コンデンサーが前、エバポレーターが燃料タンク下と、まとまった場所になく、それらを繋ぐホース類が非常に長く、コンプレッサー・コンデンサー・エバポレーターが問題なく作動しても、エアコンを長い間使用しないとホースの繋ぎ目から少しづつガスが漏れてしまう事になります。
定期的なガス充填は必要になります。

空冷ポルシェオーナーの心得 5

DMEリレーというパーツも、良く交換・予備を持っているべき定番パーツなのかもしれません。
これは、燃料系の制御等を行うリレーです。これの調子が悪くなると、エンジンに燃料が行かなくなり、
セルモーターは元気よく回るのに、一向にエンジンが掛らないという症状になります。
DMEリレーはヒューズボックスの中にあり、交換も簡単なので予備をひとつ持っておくと安心出来ます。

空冷ポルシェオーナーの心得 6

ブレーキフルードも定期的に交換しておきたい消耗品です。
フルードタンクはフロントトランク内にあり湿気が溜まり易くなっております。
ブレーキフルードは水分を吸収しやすく、また水分を含むとその性能が一気に落ちてしまいます。
空冷ポルシェの魅力の一つに圧倒的なブレーキ性能による制動力がありますので、
それを楽しむ為にも、ブレーキフルードの定期交換はキッチリ行った方が良いでしょう。
ベルト類やその他の消耗品は、定期点検時に確認交換を怠らずに行って頂ければと思います。

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