|
|
いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
梅雨も明けたのですが、何やら雨模様が続くようです。
湿度が高い日は、それだけで熱さを増してしまいますが
如何お過ごしでしょうか。
そんな中、1台の車のエンジンオイルが漏れていると
工場に入庫いたしました。
早速、調べてみますとオイルホースの繋ぎ目の部分より
オイル漏れが起きておりました。
オイルホースを取り外して見ますと、繋ぎ目の金属部分に
段差が出来ている様です。
このホースはオイル圧が掛かりますので、
圧力に耐えきれず漏れ出して来ていたようです。
|
|
|
|
|
繋ぎ目の部分を、綺麗に磨き段差もなくしてみました。
磨いて見ますと結構綺麗になりました。
この綺麗になったオイルホースを再度、取り付けエンジンを掛け
オイルが漏れてこないか確認し作業は完了です。
|
|
|
|
|
この写真は、タイミングチェーンによってカムを駆動させます
スプロケットになります。
チェーンは二重になっており、スプロケットも二重になっております。
このスプロケットには、丸い穴が幾つも開いております。
二重のスプロケットは、手前も奥も常に同じ回転数で動きますので
ズレる事はありません。
たまに見かけるのですが、この写真のスプロケットの様に
スプロケットのズレを防止するピンが、穴に刺さっていないものを
見かける事があります。
まずズレる事は無いのでしょうが、心配です。
|
|
|
|
|
こちらの写真は、別な車輌のベルトプーリーになります。
ベルトが切れてしまったと工場に入庫したのですが、
ベルトが特に古くなっていたわけでは無く何故切れて
しまったのかと原因を調べておりましたら、
プーリーに原因がありました。
写真のプーリーを良く見て頂きますと、リブの部分が
所々欠けているのが分かります。
この状態でエンジンを掛け、プーリーでエンジンを回し続けますと
ベルトに負担が掛かり、直ぐに切れてしまう確率が
高くなります。
プーリーがこの状態になってしまいますと交換するしか
無くなってしまいます。
|
|
|
|
|
そこで、先程のスプロケットの穴にピンを一つ刺しておきます。
万が一、不意な力が掛かっても二重のスプロケットはズレる事は
無くなると思います。
安心材料は多い方が良いものです。
定期点検も重要です。
普段と違う事に気がついたり、違和感に気づきましたら
早めの対策をお勧め致します。
それでは、また。
|
|
|