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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part145】

最終更新日2022/07/14
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

梅雨も明けたのですが、何やら雨模様が続くようです。

湿度が高い日は、それだけで熱さを増してしまいますが

如何お過ごしでしょうか。

そんな中、1台の車のエンジンオイルが漏れていると

工場に入庫いたしました。

早速、調べてみますとオイルホースの繋ぎ目の部分より

オイル漏れが起きておりました。

オイルホースを取り外して見ますと、繋ぎ目の金属部分に

段差が出来ている様です。

このホースはオイル圧が掛かりますので、

圧力に耐えきれず漏れ出して来ていたようです。
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繋ぎ目の部分を、綺麗に磨き段差もなくしてみました。

磨いて見ますと結構綺麗になりました。

この綺麗になったオイルホースを再度、取り付けエンジンを掛け

オイルが漏れてこないか確認し作業は完了です。
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この写真は、タイミングチェーンによってカムを駆動させます

スプロケットになります。

チェーンは二重になっており、スプロケットも二重になっております。

このスプロケットには、丸い穴が幾つも開いております。

二重のスプロケットは、手前も奥も常に同じ回転数で動きますので

ズレる事はありません。

たまに見かけるのですが、この写真のスプロケットの様に

スプロケットのズレを防止するピンが、穴に刺さっていないものを

見かける事があります。

まずズレる事は無いのでしょうが、心配です。
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こちらの写真は、別な車輌のベルトプーリーになります。

ベルトが切れてしまったと工場に入庫したのですが、

ベルトが特に古くなっていたわけでは無く何故切れて

しまったのかと原因を調べておりましたら、

プーリーに原因がありました。

写真のプーリーを良く見て頂きますと、リブの部分が

所々欠けているのが分かります。

この状態でエンジンを掛け、プーリーでエンジンを回し続けますと

ベルトに負担が掛かり、直ぐに切れてしまう確率が

高くなります。

プーリーがこの状態になってしまいますと交換するしか

無くなってしまいます。
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そこで、先程のスプロケットの穴にピンを一つ刺しておきます。

万が一、不意な力が掛かっても二重のスプロケットはズレる事は

無くなると思います。

安心材料は多い方が良いものです。

定期点検も重要です。

普段と違う事に気がついたり、違和感に気づきましたら

早めの対策をお勧め致します。

それでは、また。