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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂き、誠にありがとうございます。
最近、寒さが大分厳しくなり関東地区でも雪が降り
積もりそうな勢いです。
寒さが厳しいと体調管理も大変ですが如何お過ごしでしょうか。
そんな中、工場には1台の空冷ポルシェが入庫です。
症状はエンジンが掛からないとの事。
セルは元気良く回ります。
点火も行われております。
燃料ポンプも動いております。
しかし、マフラーからの臭いが何か変です。
燃料フィルターを取りはずして見ますと
およそガソリンとは思えない色の液体が
出て来ました。
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ガソリンの色と臭いが、おかしいので
燃料タンクの中を調べてみます。
タンク内からもガソリンのとは違う
臭いが充満しておりました。
どうやらこの車輌、しばらく
動かさなかった時期があるようで、
その時のガソリンがまだ残っており
そのガソリンが劣化したのが
原因です。
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ガソリンタンク下部の部分になります。
これでも汚れや錆を落とした状態になりますが
タンク内部は、錆がある事が分かります。
燃料の劣化も問題ですが、この錆も
剥がれ落ちてガソリンと混ざってしまいますと
燃料フィルターや燃料ポンプを駄目に
する原因になります。
錆は車にとって何もいい事はありません。
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燃料ポンプへ続くラインを守るフィルター
ですが、こちらは本来のガソリンを
通すだけでは、あり得ない赤茶色に変色
しております。
掃除を行って綺麗になる様なモノでは
ないので交換するしか手がありません。
ここまで変色しているのもそうそう
見かける事は有りません。
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フィルターの根元も錆ついておりました。
燃料タンクは、ガソリンの劣化や
タンク内のガソリンの量が少ないと空洞部分に
水分が付着しタンク内に水として溜まり
錆を誘発させる場合があります。
長い時間乗らない事がありますと、タンク内の
液体は動かず同じ場所に留まりますので
そこに水分があれば、一気に錆を進行させます。
錆の進み具合によっては、燃料タンクを交換
しなければならないと言ったこともあり得ます。
お車に乗らない場合でも、対策を怠らずに。
それでは、また。
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