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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part105】

最終更新日2020/03/29
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

もうすぐ4月というのに、こちらは雪が降っており

寒い1日になっておりますが如何お過ごしでしょうか。

今回の写真は、年代の古い車の燃料ポンプになります。
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年代の古い車輌は、キャブレタータイプが多く

燃料を送る圧力もインジェクションタイプより

弱くなっております。

その為か、モーターも幾らか小さい様な気もします。
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現在の燃料ポンプと違い、比較的分解しやすく

なっております。

燃料ホース繋ぐ蓋の部分を外しますと、

燃料を送り出す肝の部分が見えます。

液体、気体関係なくモーターによって

送り出す構造はどれも同じような形を

しております。
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蓋の部分の画像になります。

燃料タンクより送られてくるホースの

繋ぎ口の他に、キャブレターへ燃料を送る

ホースの繋ぎ口、そしてキャブレターへの

供給量が高くなった時に、燃料タンクへ

ガソリンを戻す為のホースの繋ぎ口もあります。

この時代は、供給量や圧力が高くなった時に

自動的に燃料ポンプで調整する機能は

付いておりませんので、この様な形に

なっております。
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蓋の裏側は、ガソリンの吸う側と

吐き出す側の道が見えます。

ここの造りも、非常にシンプルに出来ており

またそこまで大量のガソリンを供給する必要が

無い事も分かります。
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燃料を送りますスクリューの部分を

囲っております板になります。

回転するスクリューが入る様、円形の穴が

開いております。

しかも良く見ますと、穴は真ん中よりズレて

開いております。

スクリューはモーターの中心軸から真っ直ぐ

出ておりますので、中心のスクリューと

中心よりズレた穴の囲いによって

ガソリンを送り出す仕組みになっております。
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スクリューの部分は、回転する事によって

5個のコロが遠心力によって外に出ようとし

囲いの中を沿って回ります。

それにより、中心のズレた囲いとの間に

隙間が出来る箇所があり、そこにガソリンを

通し送り出します。

構造はシンプルに出来ておりますが、

それが信頼性を高めるのに一役買っております。

それでも、調子を悪くし動かなくなって

しまう事もございますのでご注意を。

それでは、また。