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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part103】

最終更新日2020/02/16
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 いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

まだ、寒さが続いており暖かくなってもまだ安心出来ない

日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか。

964・993モデルでエンジンを掛けようとしますと、

セルは回りますがエンジンは掛らない

マフラー出口からガソリンの臭いを感じない。

この様な場合、一番最初に疑うのはDMEリレーだと

思います。

しかし、DMEリレーを交換してもエンジンが掛からない

となりますと。
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DMEリレー交換でエンジンが掛からないとなりますと、

次に疑うのは燃料ポンプになります。

この部品は、燃料タンクの右側下部に有ります。

イグニッションキーをONにしますとモーターの作動音が

聞こえてくればポンプは作動しております。

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モーターの作動音が聞こえなければ、ポンプは

動いておりません。取り外して電源を直接繋いで

作動するかどうかを調べる事も可能ですが、

止まってしまうと言う事は、何らかの原因が有りますので

交換を前提にお考えいただければと思います。
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燃料ポンプを交換する際は、一緒に燃料フィルターも

交換する事をお勧めします。

交換の際には、中に残っておりますガソリンの状態が

どうなっているのかを確認する事も大事です。

もし錆の様な物が混ざっていたり、燃料が古く

変な臭いやガソリンがタール状になっていたりしますと

燃料ポンプを変えてもまた、ポンプが動かなくなってしまう

場合がありますので、注意が必要です。
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燃料に錆の様な物が混ざっていたり、古く変な臭いが

したりしましたら、燃料タンクの状態を確認します。

長期間乗らなかったり、常に燃料を少なめで

走らせたりしていますと、タンク内に水分が溜まり

それが錆を誘発します。

また長期間ガソリンを使用せずにおりますと、タンク内で

タール状のドロドロな物質に変化致します。

タンク内がこの様な状態で、燃料ポンプを交換しても

また壊してしまいます。
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また、燃料の残量を測るレベルゲージも

タンクの上部より引き抜く事が出来ますので、

そちらも確認して見るのも良いと思います。

写真のゲージは綺麗ですが、酷い物ですと下部の部分が

赤く錆びてしまっている物もございます。

その様な状態では、燃料タンク内にかなりの錆が沈殿

していると思いますので対処しなければなりません。

そして燃料タンク内には、燃料ポンプにガソリンを送る

ホースの前にフィルターが付いております。

これが経年劣化で破れてしまう事もあります。

そうしますと、錆などはフィルターで除去されず

そのまま燃料ポンプに行ってしまいますので、

ポンプは錆で詰まり直ぐ動かなくなりますので、

タンク内のフィルターの確認も重要になります。

長い年月を走ってきたお車は、突然エンジンが掛からなく

なると言う症状も出ないとは限りません。

その場合、順を追って原因を突き止めていくしかないと

思います。

それでは、また。