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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part100】

最終更新日2020/01/23
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

最近、外は寒く雨模様の日が多くなっておりますが

如何お過ごしでしょうか。

今回の写真は、964用メインマフラーになります。

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お客様がお乗りの964モデルが、最近エンジン音が

大きいとの事で入庫いたしましたので、早速調べて見ますと

メインマフラーに何やら本来は無い跡が付いておりました。

そこの部分を改めて確認してみます。

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跡の部分を拡大してみますと、これは溶接の跡になります。

以前このマフラーは割れたりしたのを溶接にて修理を

行っていたようです。

その跡は、結構長く何か所かを修理しております。

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溶接の修理は、多数の箇所を行っておりその溶接場所は

今も問題ないのですが、その横の箇所に割れが発生して

おりました。

これでは、また排気漏れが起こりエンジン音も大きく

なってしまうと思います。

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上の部分だけでは無く、下の部分も溶接修理を

行っておりましたが、こちらは溶接修理のすぐ横を

再び割れてしまっております。

こちらも割れが進行してしまっており、再溶接は難しい

との判断になり、今回は他の割れていない中古マフラーと

交換する運びになりました。

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このマフラーは、外殻が割れてしまいましたので

交換を行いましたが、964のマフラーで多いのは

内部に水が溜まり腐食させてしまう事です。

特に冬は、チョットした移動ですとエンジンは暖まらず

ガソリンを燃焼する事によって出る水蒸気が、スグに

冷やされ水滴になってしまいマフラー内部に

溜まっていきます。

それは、結構な量になります。

一度エンジンを掛けましたら、暖まるまで走らせて

あげるのが水分を溜まりにくくする方法になります。
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ヒビ割れ等が無い裏側です。

一度、ヒビ等が入ってしまいますと溶接を行い直しますが

どうしても割れている部分を多少なりとも引っ張りますので

今度は、他の部分に負担が掛かってしまい走行を重ねますと

振動等によりまた割れを誘発してしまいます。

2度目の割れの修理は、難しいかも知れません。

それでは、また。