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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
まだまだ寒い日も続き、そろそろ花粉も飛んで来ている
様ですが如何、お過ごしでしょうか。
寒くても、天気がいい日はついドライブに出かけたく
なってしまいます。
そんな中、とある993がドアガラスが落ちたとの
連絡がありました。
空冷ポルシェでドアガラスが落ちるのは、珍しいので
何かの間違いではないかと思いましたが、
まずは車の確認をさせて頂くことになりました。
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車を確認しますと、窓が開いておりパワーウィンドウ
スイッチを触るとモーターの動いている音は聞こえますが、
窓は上がって来ません。
モーターの作動音が聞こえると言う事は、スイッチや
モーターまでには電気が伝わっていると言う事になります。
こうなりますと、ドアの中を見てみなくてはなりませんので
内装パーツの取り外しを行います。
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ドアポケット等、大きな物から順々に取り外して
行きますと内装パーツの取り外しは、そんなに
難しくは有りません。
只、勢いで強引に外そうとしますと、爪やビスを
折ってしまったりしますので、慎重さは大切です。
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どの様に固定されているか、分からなくても
見えにくい所も探せば、ネジ止めの箇所等は必ずあります。
ネジ等は無くさない様に、気を付けます。
最後は元に戻しますので、使われている部品の場所も
覚えておく必要があります。
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ドアの内張りを全て取り外しました。
薄い黄色のビニールがドアに貼られているのは、
室内に雨水が浸入する事を防ぐ為に有りますので
窓ガラスを見る為に、綺麗に剥がします。
水の侵入を防ぐのが、ビニールというのはシンプルで
効果的なのでしょう。
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ようやく、ドア内部の窓ガラスが見れる様になりましたので
確認してみます。
確かに窓ガラスは落ちておりました。
しかも、ドア内部は雨水が入りますのでガラスを支える
金属フレームもかなり錆びております。
そして窓ガラスを、持ち上げてみた時
ガラスを支えるフレームと、レギュレーターのガイドレールが
固定されておらず、動く事に気が付きました。
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本来、フレームとガイドレールは溶接等で固定されて
無ければなりません。
しかし、錆が酷くなり固定されている部分が剥離して
外れてしまった様です。
レールにも錆が有りますので、そこでガラスを上下させる
際に引っ掛かってフレームとガイドレールが完全に外れ
ガラスが落ちてしまいました。
今回は、急な出来事でしたので落ちていたガラスを持ち上げ
フレームをガイドレール上に載せ、ガラスは落ちなく
なりましたが後日、対策は必要になります。
皆様も、何かいつもと違う事に気づかれましたら
お早目の対応をお勧め致します。
それでは、また。
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