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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
12月に入り、今年も残すところ1か月を切ってしまいましたが
如何お過ごしでしょうか。
大分寒くなってきた事もあり、お車を運転される際には
ヒーターを使用すると思いますが、964・993モデルに
お乗りの方でふと気が付くと室内温度を上げても冷風しか
出てこないと言う経験をされた方はいませんでしょうか。
冷風しか出てこない一番の原因になるのが、
写真のミキシングフラップモーターになります。
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この写真は、ミキシングフラップモーターの裏側になります。
前の写真と見てみますと箱から軸が出ており
これが回転してフラップを開け閉めします。
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ミキシングフラップモーターを車に取り付ける為の
金具を外してみますと、軸の周りのカバーが
丸く膨らんでおります。
フラップモーター自体の大きさは手の拳位の大きさで
重くもありません。
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更にフラップモーターを分解していきます。
カバーを取り外しますと、大きなギアと基盤が見えます。
フラップモーターの肝の部分になります。
こうやって見ますと、意外に中身はシンプルな構造になります。
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フラップモーターを分解していきますと、
大きく分けると3つのパーツに分かれました。
やはり、シンプルです。
こんなシンプルなパーツなのに、これが動かなくなり
冷風や温風のみと言う症状が出てしまいます。
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基盤とギアを外してみました。
円形の導体に空いております、真ん中の穴にギアの軸を
通してあるだけの単純な構造になります。
しかしギアの裏側には、電気を流す金属ブラシが付いております。
円形の導体と、金属ブラシによって電気を通し
導体の絶縁部にブラシが来れば、電気が止まり
ギアも動かなくなると言う構造なのですが、
動かせば摩耗しますので、絶縁部が剝がれてしまったりと言った
事が起こりますと、そこでギアが動かなくなりフラップが
空きっぱなしか、閉じたままになり冷温風のみしか出ない
と言う事になります。
写真のブラシと導体は、ギアが止まった所で電気が流れ続けた
為か、焼き付いておりました。
これでは、もう修理は難しくなってしまいます。
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基盤の裏側には、モーターが有ります。
このモーターに電気が流れ、ギアを動かしております。
基盤の裏側は、本当にシンプルです。
モーター自体も簡単に取り外しが出来ます。
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モーターを取り外してみました。
このモーター自体が動かなくなって、フラップを固定してしまう
場合もありますので、直接電気を流してみて作動確認を行います。
結果は・・・・・、ちゃんと作動しました。
このフラップモーターは、モーターが原因ではありませんでした。
モーター自体の作動不良であれば、まだ対処の使用があったと
思います。
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話が変わりますが、こちらの写真は993タルガの
純正ホイールになります。
このホイールは、リムとディッシュの部分がボルトで止められており
これが経年によって錆びてしまいます。
この写真のホイールは、当社にてボルトを外し錆を取り
再メッキを掛け、リム修正を行い組み付けております。
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普段は、フラッシュを使っての写真撮りは行いませんが
今回はホイールが綺麗なのでフラッシュを使っても写真撮りを
行いました。
フラッシュを使いますと、細かな傷などが目立ってしまいますが、
このホイールは目立ちません。
足元が綺麗ですと、車全体が引き締まって見えます。
それでは、また。
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