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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
近頃、急に秋らしい気候になってきた様な
気がする今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか。
車にとっても走りやすい季節になりますので、
ドライブを楽しまれている方は多いと思います。
そんな中、今回はドライブを楽しむには足元から
と言う事で進めてまいります。
こちらの写真は、フロントのショックになります。
使用感たっぷりの緑色のショックが
純正ショックになります。
空冷ポルシェは生産されてから20年以上が経っております。
個体によって走行距離等もまちまちで、
ショックの交換を行われた車、行われていない車がございます。
写真の車は、ショックの交換を行ったと言う履歴は無いのに
ショックはまだ使えそうな感じがしましたが、整備の際に
ビルシュタインのショックに交換を行いました。
ショックが抜けてきますとバネがストローク
する事によって起こる、反復運動を抑える事が出来ず
フワフワとふらつく様になります。
これでは楽しいドライブの魅力も半減して
しまいます。
毎回同じように使っていると気づかない事も
あります。
まずは状態確認をお勧め致します。
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こちらの写真は、フロントハブの交換作業風景になります。
ブレーキローターの中心にあるのがハブです。
空冷ポルシェのハブは、他の車輌より良い作りがされているのか、
ガタは出にくいです。
それでも20年以上と言う歳月は長く駄目になっている車輌も
見受けられます。
ハブが駄目になっているかどうかを調べるのは簡単です。
車がリフトアップされている時、タイヤを上下左右に
揺すってみてグラつくのであればハブが駄目になっております。
ハブが駄目になりますと走行中、左右に
ふらついたりしてストレスが溜まります。
これも快適なドライブの妨げになってしまいますので、
何かリフトアップする作業がありましたら、
一緒にハブの確認を行う事をお勧め致します。
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そしてこれは言わずと知れたブレーキローターです。
しかも空冷ポルシェのブレーキング性能は他の車輌を圧倒します。
空冷ポルシェの性能をフルに発揮する為には、
確実に止まれなければなりません。
それを実行するのがブレーキでありブレーキローターです。
勿論、ローターは消耗品です。
確実に摩耗します。
綺麗に摩耗してくれれば良いのですが、
中には波打って摩耗する場合もございます。
勿論ローターが減れば、制動力を発揮するのに
踏力が多く必要になりますし、波打って摩耗すれば
接地面積が減り、本来の制動力を発揮できません。
これは、目視でも確認出来る所なので、
何かの点検の際は、確認する事をお勧め致します。
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最後の写真は、ブレーキキャリパーとパッドの写真です。
これも制動力を発揮する要のパーツになります。
ブレーキする度にローターとパッドが接触し車を止めます。
その時には、熱が発生しそして摩耗します。
踏めば踏んだだけパッドは減ります。
車を止める肝の部分です。
非常に重要な消耗品になりますので、
常に気を配って点検を行う事をお勧め致します。
また、キャリパーも長い事使用されてきていると思います。
ブレーキを使えば使うほど熱も加わります。
そんな状況ですと、他の車輌のブレーキキャリパーは歪んできてしまったり
本来の性能を発揮出来なくなってしまいます。
そうなりますと、対処法はキャリパー交換を行うしか有りません。
しかし、空冷ポルシェのブレーキキャリパーは、ピストンシール等交換や
オーバーホールでリフレッシュされます。
20年以上前の車輌・ブレーキキャリパーとしてこの丈夫さはとてつもない事です。
この様に、まず走りを楽しむ為には足元から、
空冷ポルシェは、整備・修理をきっちり行えばいつまでも
良き相棒としてドライブを楽しめます。
と言う事で皆様も、お出かけになる前に、
点検等を行ってみては如何でしょうか。
それでは、また。
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