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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧頂きまして
誠にありがとうございます。
まだ7月だと言うのに、もう台風がやってまいりました・・・。
なんか最近の気候は何か、変です・・・・・。
そして台風が過ぎ去ったら、とてつもない暑さ・・・・。
嫌になります・・・・・。
そんな中でも、工場はフル稼働中です・・・・・。
今日も1台の空冷ポルシェが入庫しております・・・・・。
何かオイル漏れているとの事・・・・。
早速下回りを見てみます・・・。
直ぐに原因は分かりました・・・・・。
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漏れている場所は、ステアリングラックでした・・・・。
早速ラックを取り外し、詳細を調べて見ます・・・・・。
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漏れている箇所の確認も取れました・・・・・。
ラックの修理は、新品交換・リビルト交換・オーバーホールと、
方法は幾つかございます・・・・・。
今回はオーバーホールを行い対応したいと思います・・・・。
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ラックブーツも取り外して見ますと、
パワステオイルでベットリとしておりました・・・・。
漏れ始めても最初はこのブーツの中に
オイルが溜まるので気付かない事が
多いようです・・・・。
しかし、ある日突然ブーツの中に納まりきらず、
一気に漏れ出したように見えてしまいます・・・・。
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周りのパーツもどんどん取り外してまいります・・・・・。
勿論、不具合が無いかもチェックしながら
清掃も合わせて行います・・・・。
無くしてもダメなのもですから、個数の管理も忘れずに・・・・・・。
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シャフトも取り外してみました・・・・・。
こんな棒でステアリングを切っているのですね・・・・。
何事もなく掃除して取り付けてしまおうと思っていたら、
シャフト右側に何やら嫌な汚れの様なものが付いています・・・・。
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近づいて見てみました。
どうやら汚れでは無いようです・・・・・・・・。
このシャフト、メッキ加工がされております・・・・・。
メッキ加工を行う事によって・・・・、
パワステオイルの滑らかな潤滑、パッキンとの密着度を高め
外部からの湿気の混入や、パワステオイルの外部への漏れ防止し・・・・、
ステアリングをスムーズに動かします・・・。
しかしこのシャフトは何らかの原因で、
メッキが剥がれ腐食してしまったようです・・・・・・。
あまり乗られていない車に出やすい症状です・・・・・・。
こうなりますと、再メッキ加工が必要になります・・・・・・。
腐食した表面を削って、再度取り付けると言う方法もあるのですが、
削ったところは、厳密に言えば窪みます・・・・・・。
窪んでいる所は隙間が出来てしまいます・・・・・・・。
空冷ポルシェは長く付き合える車になります・・・。
時間が経つと、
その隙間から湿気が入ったりパッキンの劣化を早めたりして
オイル漏れが起こる時期を早めてしまう可能性が高いので
削るだけと言うのはお勧めできません・・・・。
この様に、実際に開けてみなければ分からない症状もございます・・。
症状にも段階がございます・・。
何だか今年も暑くなりそうな予感もします・・・・。
一度お車の点検をお勧め致します・・・・。
それでは、また・・・・・・・・・。
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