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こちら 空冷エンジン 整備工場 その42

最終更新日2014/02/07
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いつも、プレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

近頃、かなり寒い日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか。

そんな中、工場は毎日稼働中になります。

寒い寒いとも言ってられません・・・・・・・・。

今日も1台リフトアップされている964があります・・・・・・。

走っていると何か焦げた臭いがするのと・・・・・・・、

ここ最近オイルの減りが早いとの事・・・・・・・。

早速点検に入ります・・・・・。
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まずはタペットカバー・・・・・・。

タペットカバー下のヒートエクスチェンジャーには、

エンジンオイルが染み着いておりこれが熱を持つと・・・・・、

エンジンオイルが焼け焦げ臭さと煙を出します・・・・・・・。

お客様によると煙は気にならなかったとの事でした・・・・・・・。

確かに964のタペットカバーは金属で出来ており、

その間に挟まれているパッキンからジワリジワリと滲み出るという

漏れ方が多いので、煙も出なかったのでしょう・・・・・。

そうしますと、そこまでオイルが減るのかという疑問が出てまいります。

何やら他の原因もありそうです・・・・・・・・。
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オイルの良く通る所を探っていきます・・・・・・・。

そうしますと・・・・・・・・・・。

見つけました・・・・・・・。

オイルタンクに繋がるメインホースがオイルに塗れて黒光りしております・・・・。

これは結構な量が漏れている気配を感じます・・・・・・・。

漏れ始めてから結構な日数も経っている様です・・・・・・・・・。

よくオイルが空にならなかったな・・・・・。

結構広範囲にオイルが飛び散ってしまっております・・・・・・・。
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まずは・・・・・・・、

リアショック部分になります・・・・・・・・。

この付近はもう・・・・・・、オイル塗れです・・・・・・・・・。

ここは、走りに重要な部分になりますのでエンジンオイルを

付着させたくありません・・・・・・・・。

結構走りを楽しまれる方なので、オイルはここまで飛んできます・・・・・・。

この部分の清掃も合わせて行います・・・・・・・・。
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今度はロワアームの付近です・・・・・・・・。

この上にはオイルタンクがあります・・・・・・・・。

そこに繋がるオイルホースからオイルが漏れておりますので・・・・・・、

当然その下へオイルは滴り伝わります・・・・・・・・。

この状態が更に酷くなると・・・・・・、エンジンオイルがタイヤに

付着してしまう可能性も出てきてしまい、

走る事には何の良い結果も生み出しません・・・・・・・。

今後この様な事が起こらないようにしっかり整備いたします・・・・・。
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最後の写真は、リアメインマフラーになります・・・・・・・・。

良く見てみますとオイルの滴の跡が見えます・・・・・。

どうやらここまでオイルが飛んできてしまっている様です・・・・・・。

マフラーも熱を持つところです・・・・・・・・。

ここにエンジンオイルが付着するのも好ましくありません・・・・・・。

オイルホース一か所から漏れが発生するだけで・・・・・・、

ここまで広範囲にオイルが飛散してしまい作業が増えてしまいます・・・。

何だかんだ言って20年経つ車輌になります・・・・・・・。

何かお気づきの事がございましたら・・・・・・、

お早めに点検をお勧めいたします・・・・・・・。

それでは・・・・・・、また・・・・・・・・。