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こちら 空冷エンジン 整備工場 その40

最終更新日2013/10/12
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

10月に入り、ますます秋らしい日になってきている今日この頃ですが

如何お過ごしでしょうか。

そんな中でも、時折夏を思い出させる暑い日もあり、

ハッキリとした日が続かない毎日です・・・・・・・・。

しかしこれからが、ドライブに最適なシーズンになります・・・・。

大好きな車に乗ってドライブ・・・・・、と行きたいところですが

そんな中、1台の車がエンジンが掛らないと工場へやってまいりました。

セルモーターは回るのですが・・・・・・、掛りません・・・・・・。

排気口からガソリンの臭いもしません・・・・・・。

どうやらフューエルポンプが回っていないようです・・・・。

しかし・・・・・、何故ポンプが回らなくなってしまったのでしょう?

只単に寿命だったのでしょうか・・・・・・・・。

何気なくフューエルキャップを開けてみますと・・・・・・・・。

ポンプが動かなくなった原因が分かりました・・・・・・・。
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1枚目の写真は・・・・・・、フューエルキャップの物になります。

赤くなっているところは錆です・・・・・・。

結構ビッシリ付着しております・・・・・。

持ち込まれたこの車輌・・・・・・・・、あまり乗る機会が無く

ガソリンも古い物が入っていた模様・・・・・。

試しにフューエルフィルターも取り外してみました・・・・・・・。

中からは・・・・・、ガソリンと共に赤い粉の様なものも

多々出てまいりました・・・・・・・。

これも・・・・・・・、錆です・・・・・・・。

ここまで錆が来ていると・・・・・・・、

この先はエンジンです・・・・・・・。

止まってしまうのも無理はないでしょう・・・・・・・・・。
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ガソリンの入り口から出口まで・・・・・・・・・、

錆が回っておりました・・・・・・・・・。

こうなってしまいますと・・・・・・・、その他の部分の錆取りも

行わなければなりません・・・・・・。

パーツを一つ一つ取り外し錆が混入していないか調べていきます・・・・・・。

見落としてしまうと、折角綺麗にしたところにまた錆が混ざってしまうので

厄介です・・・・・・・・。

ここは根気よく作業を進めます・・・・・・・・。
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最後に錆が発生した根源である燃料タンクも取り外します・・・・・。

樹脂製のタンクなのに、錆が・・・・・・・・。

と思ってしまうかもしれませんが、出るのです・・・・・・。

古いせいなのか・・・・・・・、中に入っているガソリンも

いつもと臭いが違うような・・・・・・・。

ガソリンも腐るのです・・・・・・・。

今回はまだ液体として存在しておりましたが・・・・・、

これが酷くなるとタール状にドロドロになってしまう事も・・・・・。

こうなるともう・・・・・・、タンクの洗浄だけでは落としきれず

最悪の場合タンクの交換となってしまうようです・・・・・。

これはガソリンが多く入っていても少なくても腐る事に

変わりは無いので・・・・・、定期的にエンジンを掛けて頂き

ガソリンを使用するしか方法はなさそうです・・・・・・。

お車を使用しない場合でも気を付けなければいけない事はあります・・・・・。

今回はそれほどの大惨事にはならず、エンジンがかかりました・・・・。

皆様も是非気をつけて頂ければと思います・・・・・。

それでは・・・・・・、また・・・・・・・。