|
|
いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして
誠にありがとうございます。
こちらも梅雨に入ったとの事で・・・・・・・・、
その割には雨があまり降らない様な・・・・・・・・。
水不足になっている地域もあるとか・・・・・・・・・。
最近の天気は良く分からない事が多いようです・・・・・・。
そんな中・・・、1台の車輌が整備の為入庫いたしました・・・・。
早速リフトに上げて状態の確認を行います・・・・・・・。
写真に載っております部分は、車輌の下回り部分です・・・・。
良く見て頂きますと・・・・・・・、左下の部分のミッション・・・・・、
その下の部分でオイルの滴の様なものが・・・・・・・。
|
|
|
|
|
怪しい部分をアップして載せてみました・・・・・・。
オイルの滴は確かに確認出来ます・・・・・・・・。
しかし・・・・・、その部分より上からオイルが
垂れてきているように見えます・・・・・。
しかもボルトの部分から出てきているようです・・・・・。
ミッションオイルも交換いたしますので、
原因を探るためボルトを外してみます・・・・・・・・。
|
|
|
|
|
写真は、そこからオイルが漏れているであろうと予測する
ボルトを外したところになります・・・・・・・。
この周りの部分にも問題が無いか確認する為・・・・・・・、
油汚れを落とし確認します・・・・・・・。
特に目立つような傷や亀裂もない様なので、作業をすすめます・・・・・。
|
|
|
|
|
ミッションケースの部分に問題は無かったので・・・・・・・、
今度はボルトの部分を確認します・・・・・・・・。
写真は取り外したボルトになります・・・・・・・。
外すまでは分からなかったのですが・・・・・・、
ねじ山が削れてしまっております・・・・・・。
これでは本来の役目を果たす事が出来ず・・・・・・、
そこからオイルが漏れてきてしまっても仕方がありません・・・・・・。
しかし何故・・・・・・、このような状態になってしまったのでしょうか。
強引にねじ込んでしまったのでしょうか・・・・・・。
調べてみますと、どうやらボルトが本来使用されるものと違い・・・、
ボルト頭が大きいタイプが取り付けられていたようです・・・・・・。
これではネジを締める時に、より大きい力がかかってしまい・・・、
ねじ山に負担を掛け、
最後には削れてしまうという状態になります・・・・。
ここは純正のボルトに交換を行い・・・、事なく終えました・・・・・・。
|
|
|
|
|
余談にはなりますが・・・・・・・・。
この写真は空冷ポルシェの右リアフェンダー内部の
オイルタンクを撮っております・・・・・・。
ある部品を取り外しておりますので・・・・、
丸く穴が開いております・・・・・・・・。
ここには何が取りついていたかお解りになりますでしょうか・・・・。
|
|
|
|
|
正解は・・・・・・・、こちらです・・・・・・・・・。
えっ・・・・・・、まだお解りになりませんか・・・・・。
これはオイルレベルセンサーになります・・・・・・。
写真下の丸いものが浮きになります・・・・・・・・・・。
この浮きがオイルの量によって浮き沈みをして
運転席の油糧計の針を動かします・・・・・・・。
それにしても・・・・・・・・、このオイルセンサー・・・・・・・・、
トイレのロータンクの浮き玉と同じ構造なのですね・・・・・・・。
極めてシンプルで分かりやすいです・・・・・・・。
しかし・・・・・、この構造を見ると・・・・・・・、
正しく油糧を見るためには水平な場所に止めアイドリング状態で
計らなければならないと言うのも頷けます・・・・・・・。
しかも、基本的にオイルに浸かっておりますので・・・・・、
オイルが汚れていたりすると・・・・・・、
不純物が詰まり、浮き玉がスムーズに動かなくなってしまい
油糧が正しく計れなくなってしまうのも・・・・・、
また・・・・、分かります・・・・・・・・。
空冷ポルシェにとって、オイルは非常に重要な肝になります・・・・・・。
油糧は正しく把握したいものです・・・・・・・。
空冷ポルシェはその最後の生産が終了してから
16年の年月が経っております・・・・・・・・・・・。
手がかかる部分も出てくるとは思います・・・・・・・・。
今お乗りのお車で・・・・・・・、何か気になる点がございましたら
お問い合わせ頂けますと幸いです・・・・・・。
それでは・・・・・、また・・・・・・・・。
|
|
|