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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして
誠にありがとうございます。
日が経つにつれ・・・・・、だんだん暖かくなってきている
今日この頃ですが・・・・、如何お過ごしでしょうか・・・・・。
ドライブを楽しむには最高のシーズンです・・・・。
皆様も、大好きな車でドライブを楽しんで頂ければと思います・・・・・。
そんな中・・・・、1台の車が工場へやってまいりました・・・・・・。
996です・・・・・。水冷です・・・・・。
聞けば、走っている最中に
突然エンジンルームから白い煙が出てきたとの事・・・。
早速エンジンルームを開けて確認してみます・・・・。
エアクリーナーは外しております・・・・・・。
そして・・・・・、写真左の冷却水のリサーバータンクが・・・・・、
空になっております・・・・・・。
どうやら白い煙は水蒸気のようです・・・・・・・。
では・・・、どこから水蒸気が出たのかを探らなければなりません。
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水が漏れた形跡がないか・・・・・・、探っていきます・・・・・。
漏れた形跡を探すため・・・・・・・、補器類を外し
エンジンルームを奥へ奥へ進んでいきます・・・・・・。
最近・・・・・、水漏れを探すという作業を行った記憶がなかったのですが
それもその筈、空冷エンジンには冷却水がございません・・・・・。
新しいポルシェは、点検箇所が増えているのですね・・・・・。
水があり、それが漏れている以上・・・・・、
漏れている場所を特定するほかありません・・・・・・・。
奥へ進んでいきますと・・・・・・、怪しい箇所が見つかりました。
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見ずらいですし・・・・・、手も入らないので・・・・、
インテークマニホールドも外してみました・・・・・・・・。
それでも見にくいので・・・・・・、ライトを照らしてみます・・・・・。
このライトを照らした先には・・・・・・、
オイルセパレーターがあります・・・・・・。
オイルセパレーターは、ブローバイガスの中に含まれております、
エンジンオイルと空気・水分を分離する装置になります・・・・・・。
分離されたエンジンオイルは再度、
オイルタンクに戻り通常利用されます。
このオイルセパレーターは・・・・・・・、
結構重要な役割をしております・・・・・・。
どうも・・・・・、これから冷却水が漏れているようです・・・・。
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オイルセパレーターを取り外して見ました・・・・・・。
少しピントがずれておりますが・・・・・、
冷却水の通るところに水を通して圧力をかけてみました・・・・・・・。
そうすると・・・・・・・・・、
本来は何もないところから・・・、泡が出てまいりました・・・・・・。
冷却水がここから漏れている事が確定しました・・・・・・・。
早速、交換します・・・・・・・・・・。
しかし・・・・・、このオイルセパレーター・・・・・、
本体自体の価格はそんなにしません・・・・・・。
しかし、車にとって重要なパーツで結構、
熱と圧力がかかる物なのに・・・・・、
何故・・・・・、プラスチックで出来ているのでしょう??
しかも、取り外しにくいエンジンルームの奥にあるのでしょう??
今回はオイルセパレーター本体の取り外しでしたので良かったものの
これが周りのホースも取り外すとなると・・・・・、
エンジンを降ろさなければならないとの事・・・・・・・。
パーツの値段に対して工賃は・・・・・・・、
結構大変な事になりそうです・・・・・・・。
最新の車は、合理的でコストを考えて造られております・・・。
しかし、何でもかんでもプラスチックにすればいいのでしょうか・・・・。
仮にプラスチックにするのならば、こんな熱と圧力がかかる物・・・・・、
ダメになってしまうのは解りそうな気がしますが・・・・・・。
ダメになるのが解るのであれば・・・、
交換をするのが前提であれば・・・・、
もっと交換し易い場所に在ってほしいものです・・・・・。
久々にじっくりと水冷ポルシェのエンジンルームを覗きましたが、
合理的ってこういう事なのかな?と少し思ってしまいました・・・・・・。
適材適所というのは・・・・・、
今も昔も変わらず在る
様な気がします・・・・・・・。
それでは・・・・・、また・・・・・。
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