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こちら 空冷エンジン 整備工場 その20

最終更新日2012/05/27
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 いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

「こちら 空冷エンジン 整備工場」もおかげさまで

その20を迎える事となりました。誠にありがとうございます。

これからも、日々新たな情報を探しつつブログの更新を

させて頂ければと思います。

そして今回の写真は・・・・・・・、タペットカバーです・・・・。

この写真は964用のタペットカバーになります・・・・。

状態は・・・・・・、非常に良好です。

タペットカバーはパッキンを挟んで固定されております。

このパッキンが経年劣化しますとオイルを止める事が出来なくなり

ジワリジワリとオイルが滲んでまいります・・・・・・。
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こちらのタペットカバーは、993用になります・・・。

色が黒いです・・・・・・・。

実は993のタペットカバーは金属製ではございません。

プラスチックで出来ております・・・・・。

写真のカバーは既にネジ周りからオイルが漏れてきております。

993の場合、カバーがプラスチックの為、

熱による劣化で歪み易くその歪んだ部分からオイル漏れが始まります。

しかも、ジワリジワリでは無く突然漏れが始まります・・・・。





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993はタペットカバーのオイル漏れが突然始まり、

この様にヒートエクスチェンジャーにオイルが溜まり

これが排気熱によって熱せられ煙が出ます・・・・・。

ジワリジワリとオイルが出てくるのが良いのか・・・・・・、

一気にオイルが出てくるのが良いのか・・・・・・。

いずれにしましてもパッキン・カバーの交換になります・・・・。
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一方こちらの写真は・・・・・・・、

911カレラ ビックバンパーモデルのタペットカバーになります・・・・。

オイルの滲み一つない綺麗な状態です・・・・・・。

空冷ポルシェの中でも、タペットカバーは古いモデルに

なればなるほど丈夫です・・・・・・・・。

現代の車は、コストの掛け方や想定使用年数など

かなり低く見積もっている様に見受けられます。

実際どのように、

何年使用するかはその車のオーナーが決める事なのに・・・・・・。

空冷が現役の時はメーカーもコストを掛け

その自動車のオーナーが乗り続けたいと思う限り

乗れるよう耐久性も10年や20年と言った短いものではく

相当な耐久年数を想定しておりました。

しかし、日頃の点検は怠ってはいけません・・・・・・。

車と長く付き合っていくためには、愛情を注ぎこむ事も大切です・・・・・。

それでは、また・・・・・。