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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして
誠にありがとうございます。
10月に入りようやく秋らしい日々になってまいりましたが、
如何お過ごしでしょうか。
秋はまさに、走りのシーズンでございます。
熱い走りを、適度に冷ましてくれる気温。
雨も少なく、湿度も低い為車のコンディションにも好影響。
そして空気が澄んでおり見通しが良い為、気分が向上します。
秋はいい条件がいくつも揃っております。
車好きには熱い季節なのです。
そんな事で、今回は熱い繋がりではないですけどウエストゲートのお話を
させて頂きます。
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ちなみに、私も知らなかったのですがウエストゲートって
呼び方はどうも間違いらしく、「無駄」を意味するウェイストが
正しいようです。
「西門」ウエストゲートはサーキットの入口のようです。
しかし、一般的にウエストゲートと呼んでいる方が多いので
今回は、ウエスト「西」で行きます。
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ウエストゲートバルブとは、
ターボチャージャーによる過給エンジンにおいて、
タービンを回す排気ガスの一部を分流させることにより
タービンへの流入量を調節するバルブ機構のことです。
これによりターボチャージャー自体の回転数が制御され、
安定した過給圧(ブースト圧)が得られるとともに、
エンジンやターボチャージャー自体を損傷から保護する役目もございます。
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ターボエンジンは過給圧が高くなればなるほどパワーが上がるが、
過給圧が高まると空気流入量が増えていくため、
必然的に排気ガスの量や圧力も急激に増えることになり、
そのままでは上限なく過給圧が上がり続けてしまいます。
過給圧が上がりすぎた場合、
ガソリンの供給量が追いつかなくなればエンジンがブローし、
ターボチャージャーの回転が限界以上に達すればタービンブローになると言う
最悪の事態が起こります。
ゆえに、過給圧の増大と共にある一定以上の排気圧力が
ターボチャージャーに掛かった場合、この圧力を排気側へ逃がし、
それ以上の過給を行わないようにしなければなりません。
この排気を逃がすバルブがウエストゲートバルブなのです。
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ウエストゲートバルブには、
ターボチャージャー本体にウエストゲート機構を内蔵するタイプと、
ターボチャージャー本体とは別にウエストゲート機構を
独立して設置するタイプの2種類があります。
日本では前者が「アクチュエータ式」、
後者が「ウエストゲート式」と呼ばれております。
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アクチュエーター式とウエストゲート式は、
どちらも役割としては同じなのですが、
アクチュエーターはコンパクトなのでターボチャージャーと一体化できること、
ウエストゲートはタービン手前の排気管に配置することになるのですが
アクチュエーター式より排気バイパスの容量を大きくすることができ、
ブースト圧の安定性に優れるのが特徴になります。
これらの特性により、アクチュエーター式は純正や小さめのタービン、
ウエストゲートはチューニングパーツや
ビッグタービンで使うことが多くなります。
アクチュエーター式はローコスト、
ウエストゲート式はハイコストとも言えるでしょう。
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そんな、ハイコストで通常純正ではあまり採用されない、
ウエストゲート式をポルシェの空冷ターボは標準採用しております。
それは、空冷ポルシェがパワーを追及する為ビックタービンを採用し
ブースト圧を安定的に制御する為に必然的なものでした。
コストが掛かるなどとは言ってられなかったのです。
それは、常に一番を目指すポルシェの意地だったのでしょう。
そんなこんなで今回のお話はお終い・・・・・・・・、
と思ったのですが、忘れてました。
ブログタイトルにあります、ウエストゲートを交換!!!!の事を!!!
これは、次回のご案内と言う事であしからず・・・・・・。
それでは!!!!!
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