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こちら 空冷エンジン 整備工場  その5

最終更新日2011/02/22
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いつも、プレステージ・ポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

最近段々、日が長くなってまいりました。

そして、徐々に暖かくなっているようないないような・・・・・。

やはり、天気がいい日は気持ちがいいものです。

車を走らせるには、最高のコンディションです。

でも、車を気持ちよく走らせるには点検整備が重要です。

そんなこんなで、また整備工場のご案内です。
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今日も1台、空冷ポルシェが整備に入っております。

いつもの光景です。

やはりリアバンパーが外されております。

相変わらず空冷ポルシェの整備はなんか大がかりの様に見えます。

このお車の、作業内容はチェーンカバーからオイルの漏れが

少しひどくなってきましたので

チェーンカバーパッキンの交換を行っております。

パッキン類は消耗品ですので、オイル漏れが酷くなれば交換する・・・・

と言う定番の作業です。

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これが、チェーンカバーを外したところです。

機能的で美しい光景です。

これから、新しいパッキンを付け直しグロメットも新しい物に替えます。

ここまでは、何の心配もいらない普通の作業です。

一度交換すれば、また気持ちよく走る事が出来ます。
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しかし、この車両は大丈夫ですが、たまにクランクプーリーの奥から

オイルが滲んでいたり、

垂れていたりする車両を見かける事がございます。

真ん中の部分なので、ドキッ!!っとしてしまいます。

今回はこのプーリーの部分を取り外してみましょう。

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クランクプーリーを取り外しますと、また何かが出てきました。

ベアリングです・・・・・・。

この車両は綺麗なもので、何の問題もなくホッとする瞬間です。

この奥はもう、クランクそのものです。エンジン内部です。

ここから、オイルの滲みや漏れがはじまると外に伝わっていくのです。

ただ、ここの滲みや漏れは2種類ごいざいます。

そんなに心配しなくても良いのと、大変な作業のどっちかです。
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まずは、そんなに心配しなくても良い方から・・・・・・。

この丸い部分の外側から、滲んでいたり垂れているのは

クランクオイルシールの交換で対応出来ます。

その交換はこの状態、

すなわちエンジンを降ろしたりする必要がないので

チェーンカバーパッキンの交換と同じ感覚でいけます。



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次は大変な作業です・・・・・・・。

先程と違い丸い部分の内側から、滲んだり垂れたりしている場合、

これは、厄介です。

ベアリングスリーブのOリングから滲んだり垂れたりしております。

この状態では、Oリングの交換は出来ないのです・・・・・・・・・・。

そう、エンジンを降ろしそして・・・・・・・、

エンジンを開けなければ出来ないのです。

ようは、エンジンオーバーホールになると言う事です。

ここから漏れている車両は滅多に見かけませんので、

まぁ大丈夫でしょう。

クランクのオイル漏れは、プーリーを外してみないと解らない

チョット怖い部分でもあります。

しかし、これを避けてとおるわけにはいきません!!!

皆様も、定期点検・整備をお忘れなく。

気になる事や、気がついた事がございましたら

お気軽にお問い合わせください。

それでは・・・・・・。