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こちら 空冷エンジン 整備工場 その3

最終更新日2011/02/05
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皆様、いつもお世話になっております。

先日、怖い夢を見ました・・・・。

工場でウトウトとしていたら、

なんかポルシェがぼんやりと見えたのです・・・・・

そしてその車、少しリフトアップされているようで

車高が上がっています。

ボンネットフードが開いていて、

その周りに見た事はあるような無いような

パーツが転がっていて、

それは本来あるべき姿ではないような・・・・・!!





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ハッ!!!!となって慌てて起き上がり、その車に近づきました。

・・・・・・・、夢ではなかった・・・・・・・・。

本来、トランクにあるべき物が何もかも無くなっております。

これでは、もう自走する事は出来ないでしょう。

しかし、何でこんな事になっているのでしょうか?

誰かに取られてしまったのでしょうか?

まぁポルシェの構造を知るには

何も無い方が分かりやすいのですが・・・・・

しかし、よくよく調べてみると段々全貌がつかめてきました。

どうやら、今写真に写っている中に犯人が隠れていそうです・・・・・。




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犯人はそう・・・・・・、こいつです。

何だか分かりますか?

日本語名・・・蒸発器・・・・・、そうエバポレーターです。

こいつがこのドンガラ状態を造り出した犯人になります。

これが定番のガス漏れ起こし、交換するためにトランク内を

スッカラカンにしておりました。

エバポレーターとは、エアコンパーツの一部で

液化されたエアコンガスを、

エバポレーター内で蒸発させると、

気化熱によりエバポレーターが冷えます。

そこにブロアファン等で空気を通過させることで

冷たい空気が出来、室内を涼しくします。

ガス漏れをしていれば・・・・・・、

それはもう正しく機能しないので

室内には温い空気しかいかなくなります。

この装置の異常は、車と言うより

運転している人間にダメージを与えます。

以外に厄介なのです。

エバポレーターは大きさ自体、そんなでもないのですが

何分隠れているところが、

手間の掛かる場所にある事が多いのです。

よく他の車では、ダッシュボードを全外ししなければ

交換出来ない等と言う話を耳にした事はありますが・・・・・・、

ポルシェの場合は燃料タンクなんですね。

どこに隠れていても、見つけ出すのが大変なのです。

はやい所、交換してしまいましょう。
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エバポレーターは、いつかはガス漏れを起こし

交換しなくてはなりません。

そんな時、

空冷ポルシェは燃料タンクを外すという事を覚えていて下さい。

そして車はドンガラになり、走行不能となる事を・・・・・・。

外したパーツの置き場も必要です。

しかし、トランクルームの大掃除は出来ます。

構造もよく解ります。

写真に載っているのも、科学の実験に使用するエバポレーターです。

どんな車でも、エバポレーター交換は大変だという事です・・・・・・。



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ちなみにこの画像は、

チョットピンボケしておりますが・・・・・・。

ボンネットに付いております

ウィンドウウォッシャー液を通すホースですが、

ご覧の通り、錆びてウォッシャー液がでなくなっておりました。

これもエバポレータ―交換の為、

車が動かずジ―ッとボンネットを見ていたから

発見出来ました・・・・・・・・。

思わぬ効果があるものです・・・・・・・・・・・・・。

では、また会いましょ〜!!!!